株式会社GIG
【年間465件の法人リード獲得】 人材系メディア「クロスデザイナー」の成果・運用方法を大公開

「クロスデザイナー」は、7,000名以上の登録デザイナーの中から最適な人材を最短即日で提案するフリーランスデザイナー専門エージェントサービスです。2023年6月のリリース前からコンテンツ制作を開始し、月間約3万PV、年間400件以上の法人リードとユーザーを獲得。
本記事では、2年間の運用で得た具体的な成果や戦略、特に効果的だった施策について、メディア編集長の穂坂が解説します。

2年間の具体的な成果
「クロスデザイナー」を2年間運用してきた成果は以下の通りです。
運用1年目 | 運用2年目 | 累計 | |
セッション数(年間) | 190,677 | 425,951 | 616,628 |
法人リード獲得数(年間) | 253 | 465 | 718 |
ユーザー獲得数(年間) | 335 | 380 | 715 |
セッション数
クロスデザイナーでは広告を出稿していないため、自然検索からの流入が90%以上となっています。
法人リード獲得数
毎月安定した法人リードを獲得できている秘訣は、読者の悩みや興味に即したCTAの設置にあります。
クロスデザイナーでは、企業の課題解決に役立つ19種類のお役立ち資料と3種類のサービス資料を用意。これらを閲覧体験を妨げない形で記事内に設置することで、コラム記事から多くのリードを獲得しています。
ユーザー獲得数
法人リードを獲得する記事と並行して、「CGデザイナー 転職エージェント」など新規ユーザーの獲得を目指した記事制作も実施しています。
クロスデザイナーの公開本数・運用体制
クロスデザイナーの記事公開本数とそれを支える運用体制を紹介します。
月別の公開本数
SEO記事は2023年5月時点で444本を公開し、検索エンジンでの上位表示を多数獲得しています。上位表示されているキーワード数は以下のとおりです。
- 検索結果1位〜3位に表示されているキーワード:401
- 検索結果4位〜10位に表示されているキーワード:795
新規記事の作成だけでなく、検索順位が伸び悩んでいる記事をリライトすることで検索順位の向上を図っています。
運用体制
月37本記事を公開したこともあるクロスデザイナーの運用体制は以下の図のとおりです。
編集長がキーワードの選定や記事の編集を担当し、業務委託の方に構成案や原稿作成を依頼しています。
記事執筆を依頼する際は、「toC向けではなく、toB向けに作成をお願いします」や「デザイナー採用やそれにまつわる課題を説明するイメージです」など記事の方向性も共有。そうすることで、編集時間を減らし、効率的な記事制作を実現しています。
クロスデザイナーの戦略
クロスデザイナーの戦略を立ち上げフェーズ、コンテンツ制作集中フェーズ、リライトフェーズに分けて紹介します。
立ち上げフェーズ
立ち上げ期には、まずクロスデザイナーで獲得したいキーワードの整理から始めました。具体的には、「フリーランスデザイナー専門のエージェントサービス」というサービス内容にマッチするキーワードの洗い出し、また競合となる企業が獲得しているキーワードの調査も実施。
作成キーワードの選定は、以下のような軸を持って取り組みました。
軸 | 例 |
クロスデザイナーの訴求軸とマッチするキーワード | 「デザイン依頼」「フリーランスデザイナー探す」など |
検索ボリュームが大きすぎないキーワード | 競合の状況も踏まえ、最大でも検索volが500程度を目安に選定 |
コンテンツ制作集中フェーズ
キーワードの大きな方向性が固まったら、まずは記事を作り込んでいきます。一定の記事の量がないと流入に繋がらないため、月10-15本程度の新規記事制作に取り組みました。
また、担当のライターさんもデザインに知見のある人にお願いすることで、記事の内容の正確性や品質を高めることも意識しています。
リライトフェーズ
クロスデザイナーでは記事数が100記事を超えたくらいを目安に、徐々に見出しを追加するなどのリライトにも取り組んでいます。優先度としては、以下の通りです。
優先度高:1ページ目表示に近い、11-20位までの記事
優先度高:1位表示を目指せる、5-10位の記事
優先度中:20位より下位の記事
リライトに取り組む記事数やセッション数はメディアごとに異なります。
ただし、立ち上げから品質の高い新規記事を公開していくと、順調にセッションが増加しつつ、どこかで一度頭打ちになるタイミングが来ることが多いです。
「これまで通り記事を作成しているのに、セッションが伸びなくなった」と感じるシーンがあれば、リライトに取り組む機会と捉えても良いかもしれません。
クロスデザイナーで成果が出た取り組み
クロスデザイナーで成果が出た取り組みは以下3つです。
競合の状況を踏まえた中長期でのキーワード設計
ホワイトペーパーの定期的な作成
他メディアでの展開
競合の状況を踏まえた中長期でのキーワード設計
メディアの立ち上げフェーズでも記載しましたが、最初に体系的なキーワード設計をすることは非常に重要です。
例えば社内で月10本以上記事をリリースできる体制がある場合、もしキーワード設計をしていないと、毎月10個を考えて選定する手間が発生します。これはメディア運用者にとってシンプルに工数が増えてしまうだけでなく、メディアとして作成するコンテンツの方向性が安定しないリスクも。
立ち上げ期や数ヶ月に1回、まとまった時間を確保し、キーワード設計に取り組むことがおすすめです。
社内でキーワード設計をやる時間がない、また知見として不安があるという場合には、コンマルクにて代行も承っています。以下よりお気軽にお問い合わせください。
ホワイトペーパーの定期的な作成
クロスデザイナーでは、月次のリードの半分以上をホワイトペーパー経由で獲得しています。
サービスの立ち上げに合わせてメディアを運用する場合、サービス資料やお問い合わせが用意されていることは多いです。
ただサービス資料やお問い合わせは、ある程度サービスに興味がある読者しか行動を起こしてもらえない可能性もあります。読者にとってハードルを下げる意味も込めて、ホワイトペーパーの作成がおすすめです。作成したホワイトペーパーは、記事内にも導線を設置しましょう。
他メディアでの展開
GIGはクロスデザイナー以外にも、Workshipやコンマルク、LeadGridなど多様なサービスを展開しています。被リンクの効果も踏まえ、他メディアでクロスデザイナーについて言及してもらう取り組みも認知やサイテーションの意味で効果的です。
※サイテーションとは、サイト名や企業名が他社サイトに言及されることを指します。サイテーションが増えることで、専門性や権威性が高いサービス・企業と見なされ検索エンジンからの評価が高まるとされています。
出典:デザイナー採用のコツと4つの採用方法|対策すべき課題や評価軸を徹底解説|Workship ENTERPRISE
また、ホワイトペーパーや導入事例を公開したらプレスリリースも出稿。
出典:チームの一員として並走してくれる、メタバース領域に強いデザイナーと出会った住友商事様直接的なCVには繋がらなくても、サービスの認知を広め、社外のメディアに取り上げてもらう機会は積極的に作ることがおすすめです。
サイト運用をコンマルクに相談してみる
今回は自社メディアである「クロスデザイナー」の運用実績を紹介しました。2年間の運用で年間400件以上の法人リード・新規ユーザーの獲得に成功。
コンマルクでは自社メディア運用のノウハウを活かし、お客様のコンテンツマーケティングをサポートしています。SEOキーワード設計からコンテンツ制作、アクセス解析まで、BtoB・BtoC問わず一貫したマーケティング支援が可能です。
「メディア運用の効果が出ない」「リード獲得に悩んでいる」「コンテンツマーケティングを強化したい」など、コンテンツマーケティングでお悩みの方は、ぜひコンマルクにご相談ください。
- インタビュー記事制作 / 設計
- SEOコンテンツ制作 / 設計
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- Web広告・SNS広告
- コンセプト / ペルソナ / CJM設計
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