ホームページへの問い合わせが来ないたった2つの原因|具体的な改善策も紹介
「ホームページを作ったのに、問い合わせが一件も来ない」。Web制作の現場では、こうした相談が後を絶ちません。
問い合わせが来ない原因は、大きく「アクセスの問題」と「サイト内の問題」に分かれます。原因の切り分けができていないまま闇雲にリニューアルや広告出稿に踏み切っても、投資に見合った成果は得られないでしょう。
本記事では、ホームページに問い合わせが来ない原因を体系的に整理し、アクセス解析による診断手順から具体的な改善策までを解説します。
問い合わせが来ない原因は「集客」と「接客」の2つに分かれる
ホームページの問い合わせが来ない原因は、「そもそもサイトにアクセスがない(集客の問題)」と「アクセスはあるのに問い合わせにつながらない(接客の問題)」の2パターンに大別されます。改善の第一歩は、自社がどちらのパターンに該当するのかを見極めることです。
Googleアナリティクス(GA4)やGoogleサーチコンソールを確認すれば、この切り分けはすぐに行えます。月間のセッション数が数十〜数百程度であれば集客側の問題、月間数千セッション以上あるのに問い合わせがゼロに近い場合は接客側の問題と判断してよいでしょう。
では、それぞれのパターンについて、原因と改善策を見ていきましょう。
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アクセスが少ない場合の原因と改善策
そもそもホームページを見てもらえていなければ、問い合わせにつながるはずがありません。ここでは、集客面に課題がある場合の代表的な原因と対策を解説します。
SEO対策が不十分で検索結果に表示されない
中小企業のホームページで最も多いのが、SEO対策がほとんど施されていないケースです。会社名で検索すれば表示されるものの、「地域名+業種」「サービス名+悩み」といったユーザーが実際に使うキーワードでは検索結果に表れません。
重要なのは、「自社を知らない人がどんな『悩み』をどんな『言葉』で検索するか」を起点にキーワードを設計することです。企業名での指名検索だけに頼ったサイト設計では、新規の見込み顧客を取りこぼし続けることになります。
具体的な改善策としては、まずターゲット顧客が抱える課題や疑問をリストアップし、それに対応するコンテンツを制作することから始めましょう。1ページ1キーワードの原則で、タイトルタグ・見出し・本文に対策キーワードを自然に盛り込みます。
関連記事:【2024年版】SEOとは?基本の考え方と優先度の高い施策を解説
Googleビジネスプロフィールを活用していない
地域密着型のビジネスであれば、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の活用は必須といえます。「エリア名+業種」で検索した際にGoogleマップの上位に表示されるかどうかは、来店型・訪問型ビジネスの問い合わせ数に直結するためです。
ビジネスプロフィールが未登録の企業はもちろん、登録しているものの情報が古いまま放置されている企業も少なくありません。営業時間、住所、電話番号、サービス内容を最新の状態に保ち、定期的に投稿を行うことでローカル検索での露出を高められます。
コンテンツが不足している
会社概要とサービス紹介だけで構成されたホームページは、検索エンジンからの流入がほとんど期待できません。Googleが評価するのは、ユーザーの疑問や課題に応える有益なコンテンツを持つサイトだからです。
業界の専門知識を活かしたコラム記事、よくある質問への回答、導入事例やお客様の声など、見込み顧客が求める情報を継続的に発信することがアクセス増加への近道です。コンテンツマーケティングの視点でサイトを「情報メディア」として育てていく姿勢が欠かせません。
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アクセスがあるのに問い合わせにつながらない原因と改善策
一定のアクセスがあるにもかかわらず問い合わせにつながらない場合、サイト内に「接客」の問題が潜んでいます。Webサイトのコンバージョン率(CVR)は一般的に2〜3%が目安とされていますが、問い合わせが全く来ない場合はサイト設計そのものに問題がある可能性が高いでしょう。
自社の強みや他社との違いが伝わっていない
問い合わせが来ないホームページに共通するのが、「結局この会社は何が得意で、他社と何が違うのかわからない」という状態です。製品やサービスのスペック情報は並んでいても、「なぜ自社を選ぶべきなのか」というUSP(独自の強み)が見当たりません。
訪問者は複数のホームページを比較検討しています。自社の強みを「顧客にとってのメリット」に変換して伝えられているかどうかが、問い合わせの有無を分ける決定的な違いになります。
「創業30年の実績」ではなく「30年間で培った○○業界特有の課題への対応力」、「最新設備を導入」ではなく「最新設備の導入により納期を従来比40%短縮」のように、顧客視点で具体的に表現し直すことが重要です。
実績や第三者の評価が掲載されていない
導入事例やお客様の声がないホームページは、訪問者に「本当にこの会社に頼んで大丈夫だろうか」という不安を抱かせます。とりわけBtoBでは、意思決定に複数の関係者が関与するため、社内稟議を通すための「根拠」が求められるのです。
具体的な数値を含む導入事例、顧客の顔写真つきインタビュー、業界団体からの認定や受賞歴など、第三者からの信頼を示す要素を充実させましょう。
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問い合わせまでの導線が不明確
サービス内容に興味を持った訪問者が「問い合わせたい」と思っても、問い合わせボタンがページ下部にしかない、そもそもどこから連絡すればよいかわからないといった状態では機会を逸します。
ホームページは「作品」ではなく「営業マン」です。訪問者の閲覧行動を想定し、適切なタイミングで適切なCTA(行動喚起)を配置する必要があります。ヘッダーに固定の問い合わせボタンを設置する、記事の途中や末尾にバナーを配置する、サービスページからワンクリックでフォームに遷移できる構成にするなど、導線設計を見直しましょう。
関連記事:Webサイトの導線設計6ステップ|動線分析から改善まで徹底解説
問い合わせフォームのハードルが高い
株式会社ニュートラルワークスの調査によると、75.5%のユーザーが問い合わせフォームの入力中に離脱した経験があり、その最大の理由は「入力必須項目の多さ」(54%)でした(参考:ニュートラルワークス「問い合わせ・資料請求フォームにおける課題調査」)。
フォームの入力項目が1つ増えるごとに離脱率は上昇する傾向にあります。「企業が取得したい情報」と「ユーザーが入力してもよいと感じる項目数」のバランスを見極めることが、問い合わせ獲得の成否を左右するのです。
最低限必要な項目(氏名・メールアドレス・問い合わせ内容)に絞り、住所や電話番号は任意とする、選択式の項目を増やして入力負荷を減らすなどの工夫が効果的です。
関連記事:コンバージョン率(CVR)を改善する方法7選!課題分析の手順や役立つツールとは
スマートフォン対応が不十分
現在、多くの業種でWebサイトへのアクセスの半数以上がスマートフォン経由です。にもかかわらず、PC向けのレイアウトがそのまま縮小表示されるだけのサイトは依然として存在しています。文字が小さすぎて読めない、ボタンが押しにくい、ページの読み込みが遅いといった問題は、訪問者の離脱に直結します。
レスポンシブデザインの導入はもちろん、スマートフォンでの操作性を実際に手元で確認し、タップしやすいボタンサイズ、適切なフォントサイズ、高速な表示速度を確保することが求められます。
問い合わせを増やすために実践すべき改善ステップ
原因の切り分けができたら、次は具体的な改善アクションに移りましょう。ここでは、成果につながりやすい改善の優先順位を踏まえて解説します。
ステップ1:アクセス解析で現状を数値化する
改善の起点は「現状の正確な把握」です。GA4とサーチコンソールを使い、以下の指標を確認しましょう。
確認すべき指標 | 読み取れること |
月間セッション数 | サイト全体の集客力。数百以下なら集客対策が最優先 |
流入経路の内訳 | 自然検索・直接流入・SNS・広告の割合。自然検索が少なければSEO強化が必要 |
問い合わせページへの遷移率 | サイト訪問者のうち問い合わせページまで到達した割合。低ければ導線の問題 |
フォーム完了率 | フォームに到達した人のうち送信完了した割合。低ければフォーム設計の問題 |
直帰率の高いページ | ユーザーの期待とコンテンツが合っていない可能性がある |
数値を把握せずに「なんとなく」改善しても、効果の検証ができません。まずは計測環境を整え、改善前の数値を記録しておくことが鉄則です。
関連記事:ホームページのアクセス解析入門!初心者でもサイトの改善点がわかる
ステップ2:ターゲットと検索意図に合ったコンテンツを設計する
アクセス解析の結果、集客に課題があると判断された場合は、コンテンツの拡充が優先施策になります。
コンテンツ設計で見落としがちなのが、「自社が言いたいこと」と「ユーザーが知りたいこと」のギャップです。自社のサービス説明に終始するのではなく、ターゲット顧客が検索時に抱えている課題や疑問に答えるコンテンツを制作しましょう。
たとえば、Web制作会社であれば「ホームページ制作の費用相場」「業種別のサイト設計のポイント」「リニューアルの判断基準」など、見込み顧客が意思決定のプロセスで検索しそうなテーマを網羅的にカバーします。こうしたコンテンツが増えるほど、検索エンジン経由の流入が積み上がり、問い合わせの母数が拡大していきます。
関連記事:【初心者向け】SEOにおけるキーワード選定とは?役立つツールやポイントを徹底解説
ステップ3:信頼性を裏付けるコンテンツを充実させる
アクセスはあるのにコンバージョンしない場合、訪問者が「この会社を信頼して問い合わせるに足る根拠」を見つけられていない可能性があります。
GoogleがWebサイトの品質評価で重視するE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の観点からも、以下のコンテンツは優先的に整備すべきです。
具体的な数値を含む導入事例・お客様の声
代表者やスタッフの顔が見えるプロフィール情報
取引先企業のロゴ一覧や業界での受賞歴
料金体系やサービスの流れの明示
とりわけ導入事例は、「同業種・同規模の企業が成果を出している」という安心感を与え、問い合わせの後押しとして強く機能します。
関連記事:E-E-A-Tとは?4つの評価基準と具体的なSEO施策を紹介
ステップ4:CTAと導線を最適化する
信頼性のあるコンテンツが揃ったら、問い合わせへの「最後の一押し」となるCTA(Call to Action)と導線の最適化に取り組みます。
CTAで重要なのは「配置」「文言」「ハードルの段階設計」の3要素です。問い合わせボタンはページ上部・中部・下部の複数箇所に配置し、「無料相談はこちら」「まずは資料をダウンロード」のように、訪問者の検討段階に合わせて異なるアクションを用意するのが効果的でしょう。
「問い合わせ」というアクション自体に心理的ハードルを感じるユーザーも少なくありません。資料ダウンロード、無料診断、チェックリスト配布など、よりライトな中間コンバージョンを設けることで、問い合わせに至る前の接点を増やせます。
関連記事:CTAの効果的な改善方法とは?成果を最大化する7つの実践テクニックを解説
ステップ5:定期的な更新とPDCAで改善を継続する
ホームページの問い合わせ改善は、一度の対策で完了するものではありません。更新が止まったサイトは検索エンジンからの評価が下がるだけでなく、訪問者に「この会社はまだ活動しているのだろうか」という不信感を与えます。
月に1回はアクセスデータを振り返り、改善施策の効果を検証しましょう。コンテンツの追加、既存記事のリライト、フォームのA/Bテストなど、小さな改善を積み重ねることが、長期的な問い合わせ増加の鍵になります。
関連記事:Webサイト改善の進め方7ステップ|確認すべき指標やポイントも解説
ホームページの問い合わせ改善はコンマルクへご相談ください
ホームページの問い合わせが来ない原因は、集客(SEO・コンテンツ不足)と接客(導線・フォーム・信頼性不足)の両面にあります。どちらか一方だけを改善しても成果は出にくく、両輪で対策を進めることが重要です。
コンマルクは、年間4,000件以上の法人リードを自社メディアで獲得してきた実績をもとに、戦略設計からコンテンツ制作、サイト改善、広告運用まで一気通貫で支援しています。
タイミー様のオウンドメディア支援では、リリースから約5ヶ月でPV数を9倍に成長させた実績もあります。「何から手をつければいいかわからない」という段階から、アクセス解析に基づく現状診断と改善提案が可能です。
問い合わせが来ないホームページを「成果の出るホームページ」に変えたい方は、まずはお気軽にご相談ください。
関連記事:【目的別】おすすめのWebコンサルティング会社12選|選び方・費用相場も解説
よくある質問
ホームページの問い合わせが来ない原因をどう特定すればよいですか?
まずはGoogleアナリティクス(GA4)で月間セッション数を確認してください。月間セッション数が数百以下であれば集客(アクセス)の問題、数千以上あるのに問い合わせがない場合はサイト内の導線やコンテンツの問題です。原因を切り分けてから対策を講じることで、効率的な改善が可能になります。
問い合わせフォームの改善だけで効果はありますか?
フォームに到達しているユーザーが一定数いる場合は効果が見込めます。入力項目を最小限に絞る、スマートフォンでの操作性を改善するなどの施策で、離脱率を大幅に下げられるケースは少なくありません。ただし、そもそもフォームまで到達するユーザーが少ない場合は、導線設計やコンテンツの改善を先に行う必要があります。
ホームページの問い合わせ改善に費用はどのくらいかかりますか?
改善の範囲によって異なります。アクセス解析の設定やフォーム改善であれば比較的少額で始められますが、コンテンツ制作やサイトリニューアルを伴う場合は数十万円以上の予算が必要になることもあります。コンマルクではコンテンツ制作のみであれば5万円〜、Webコンサルティングを含む場合は個別にお見積りを行っています。
問い合わせが増え始めるまでにどのくらいの期間が必要ですか?
導線やフォームの改善であれば数週間で効果が表れることもありますが、SEO対策やコンテンツマーケティングによる集客改善には3〜6ヶ月程度を見込む必要があります。短期的な広告施策と中長期的なSEO施策を組み合わせることで、即効性と持続性を両立させるのが現実的なアプローチです。
- インタビュー記事制作 / 設計
- SEOコンテンツ制作 / 設計
- ホワイトペーパー制作 / 設計
- 動画制作 / 設計
- アクセス解析基盤設計
- アクセス解析・Webコンサルティング
- Web広告・SNS広告
- コンセプト / ペルソナ / CJM設計
- コンテンツマーケティング伴走支援 など
SEOコンテンツディレクター・ストラテジスト。5,000記事以上のコンテンツ制作実績をもち、製造業から美容、テクノロジーまで幅広いジャンルにて集客・リード獲得実績多数。株式会社GIGの運営するLeadGrid Blogにて初代編集長を務める。コンマルクでは、SEOを軸としたコンテンツマーケティング戦略とWebマーケティングの実践知を発信する。