アクセス解析によるサイト改善の進め方|手順とポイントを解説
Webサイトを運営していると「アクセス数が伸びない」「問い合わせにつながらない」といった課題に直面することがあります。こうした課題を解決するために欠かせないのが、アクセス解析によるサイト改善です。
アクセス解析とは、Webサイトへの訪問者の行動データを収集・分析し、サイトの課題を発見する手法のこと。データに基づいた改善を行うことで、感覚や経験に頼った施策よりも確実に成果を上げられます。
本記事では、アクセス解析の基本から具体的なサイト改善の手順、成果を出すためのポイントまで詳しく解説します。
アクセス解析とは
アクセス解析とは、Webサイトに訪れたユーザーの行動データを収集・分析し、サイトの現状把握や課題発見を行う手法です。具体的には、どのようなユーザーが、どこから、どのページに訪れ、どのような行動をとったのかを数値として可視化します。
アクセス解析を行うことで、以下のような情報を把握できます。
把握できる情報 | 具体例 |
ユーザー属性 | 年齢、性別、地域、使用デバイス |
流入経路 | 検索エンジン、SNS、広告、直接流入 |
閲覧行動 | 閲覧ページ、滞在時間、ページ遷移 |
キーイベント | 問い合わせ、資料請求、購入などの成果 |
従来、Webサイトの改善は担当者の経験や勘に頼ることが多くありました。しかし、アクセス解析を活用することで、定量的なデータに基づいた改善が可能になります。「なんとなくこのページが悪そう」ではなく「このページの直帰率が80%と高いため改善が必要」といった具体的な根拠をもって施策を立てられるのです。
関連記事:ホームページのアクセス解析入門!初心者でもサイトの改善点がわかる
アクセス解析でサイト改善を行う目的
アクセス解析によるサイト改善には、主に4つの目的があります。それぞれの目的を理解することで、自社にとって必要な分析の方向性が見えてきます。
Webサイトの現状把握
1つ目の目的は、Webサイトの現状を正確に把握することです。
「自社サイトにどれくらいのユーザーが訪れているのか」「どのページがよく見られているのか」といった基本的な情報を把握することが、すべての改善の出発点となります。現状を把握せずに改善を進めても、効果的な施策を打つことはできません。
たとえば、月間1,000人の訪問者がいるサイトと月間10,000人の訪問者がいるサイトでは、優先すべき施策が異なります。前者であれば集客施策が優先されるかもしれませんし、後者であればコンバージョン率の改善に注力すべきかもしれません。
ユーザー行動の理解
2つ目の目的は、サイトを訪れるユーザーの行動を理解することです。
ユーザーがどのページを見ているのか、どこでサイトを離脱しているのか、どのような経路でコンバージョンに至っているのかを分析することで、ユーザーのニーズや課題が見えてきます。
ユーザー行動の理解が深まると、「なぜコンバージョンに至らないのか」「どこでつまずいているのか」といった課題を特定でき、効果的な改善策を立案できます。
施策の効果測定
3つ目の目的は、実施した施策の効果を測定することです。
Webサイトの改善施策を実施したら、その効果を検証する必要があります。「ボタンのデザインを変更したらクリック率は上がったのか」「新しいページを追加したら問い合わせは増えたのか」といった検証を行うことで、PDCAサイクルを回せます。
効果測定を行わなければ、施策が成功したのか失敗したのかがわかりません。次の改善につなげるためにも、必ず効果測定を実施しましょう。
継続的なモニタリング
4つ目の目的は、サイトの状態を継続的にモニタリングすることです。
Webサイトの状況は常に変化します。季節的な要因、競合の動き、検索エンジンのアルゴリズム変更など、さまざまな要因でアクセス状況は変動するもの。定期的にデータをチェックすることで、異変にいち早く気づき、迅速に対応できます。
たとえば、特定のページのアクセス数が急に減少した場合、早期に発見できればすぐに原因を調査し、対策を講じられます。
関連記事:Webサイト改善の進め方7ステップ|確認すべき指標やポイントも解説
アクセス解析でわかること
アクセス解析を行うと、具体的にどのようなことがわかるのでしょうか。ここでは、サイト改善に活用できる6つの情報について解説します。
実施した施策の効果
アクセス解析を行うことで、新しく実施した施策の効果を数値で確認できます。
たとえば、SEO対策を実施した場合は検索流入数の変化、広告を出稿した場合は広告経由の訪問数やコンバージョン数の変化を確認できます。施策前後のデータを比較することで、投資対効果(ROI)を算出することも可能です。
ユーザー属性の把握
サイトを訪れるユーザーの属性情報を把握できます。年齢層、性別、地域、使用デバイス(PC・スマートフォン・タブレット)、使用ブラウザなど、さまざまな情報が取得できます。
ユーザー属性を把握することで、ターゲットとして想定していた層が実際に訪問しているのか、あるいは想定外の層にリーチしているのかがわかります。
流入経路の特定
ユーザーがどこからWebサイトに訪れたのか、流入経路を特定できます。主な流入経路は以下のとおりです。
流入経路 | 説明 |
オーガニック検索 | GoogleやYahoo!などの検索エンジン経由 |
有料検索 | リスティング広告経由 |
ソーシャル | SNS(X、Facebook、Instagramなど)経由 |
参照元 | 他サイトからのリンク経由 |
ダイレクト | URLの直接入力やブックマーク経由 |
メール | メールマガジンなどのリンク経由 |
流入経路を把握することで、どのチャネルに注力すべきかが見えてきます。
サイト内でのユーザー行動
ユーザーがサイト内でどのような行動をとっているかを把握できます。どのページを閲覧したか、どのくらいの時間滞在したか、どのページからどのページへ遷移したかなど、詳細な行動データを取得できます。
サイト内行動を分析することで、ユーザーがつまずいている箇所や、期待どおりに機能していないページを特定できます。
コンバージョンまでの行動パターン
コンバージョン(問い合わせ、資料請求、購入など)に至るまでのユーザー行動パターンを把握できます。コンバージョンしたユーザーがどのような経路でサイトを回遊したのか、どのページを経由したのかを分析することで、コンバージョンにつながりやすい導線が見えてきます。
コンバージョンに貢献しているページ
どのページがコンバージョンに貢献しているかを特定できます。直接コンバージョンにつながったページだけでなく、コンバージョンの途中経路として重要な役割を果たしているページも把握できます。
コンバージョンに貢献しているページを把握することで、そのページの強化や、類似したページの制作につなげられます。
関連記事:コンバージョン率(CVR)を改善する方法7選!課題分析の手順や役立つツールとは
アクセス解析で押さえるべき専門用語
アクセス解析を行ううえで、基本的な専門用語を理解しておく必要があります。ここでは、サイト改善に欠かせない9つの用語を解説します。
セッション数
セッション数とは、ユーザーがWebサイトを訪問した回数のことです。1人のユーザーが1日に3回サイトを訪問すれば、セッション数は3とカウントされます。
Google アナリティクス(GA4)では、30分以上操作がない場合にセッションが切れ、次の訪問は新しいセッションとしてカウントされます。なお、GA4ではセッションが日付をまたいでも継続する点が、以前のユニバーサルアナリティクス(UA)との違いです。
ページビュー数(PV数)
ページビュー数(PV数)とは、Webサイト内のページが閲覧された回数のことです。1人のユーザーが5ページ閲覧すれば、PV数は5となります。サイト全体の規模感を把握する指標として広く使われています。
ユニークユーザー数(UU数)
ユニークユーザー数(UU数)とは、一定期間内にWebサイトを訪問した重複を除いたユーザー数のことです。同じユーザーが何度訪問しても、UU数は1とカウントされます。
セッション数がサイトへの訪問回数を示すのに対し、UU数は実際にサイトを利用した人数を示します。
直帰率
直帰率とは、エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合のことです。GA4における直帰率は「100% − エンゲージメント率」で計算されます。
GA4では、以下のいずれかの条件を満たすセッションを「エンゲージメントセッション」と定義しています。
10秒以上継続したセッション
キーイベント(コンバージョン)が発生したセッション
ページビューまたはスクリーンビューが2回以上発生したセッション
つまり、1ページだけの閲覧でも10秒以上滞在していれば「直帰」とはみなされません。直帰率が高いページは、ユーザーのニーズに合っていない可能性があるため、改善を検討しましょう。
離脱率
離脱率とは、特定のページでサイトを離れたセッションの割合のことです。すべてのセッションはいずれかのページで離脱するため、離脱率自体は必ず発生します。
問題になるのは、離脱してほしくないページ(例:カート画面、フォーム入力画面)で離脱率が高い場合です。
回遊率
回遊率とは、1セッションあたりに閲覧されたページ数の平均値のことです。「ページ/セッション」とも呼ばれます。
回遊率が高いほど、ユーザーがサイト内の複数ページを閲覧していることを示します。コンテンツへの興味関心が高い、または導線設計がうまくいっているといえるでしょう。
ランディングページ(LP)
ランディングページ(LP)とは、ユーザーがサイトに訪問した際に最初に閲覧したページのことです。アクセス解析においては、広告用のランディングページだけでなく、すべての入口となるページを指します。
ランディングページの直帰率や次のページへの遷移率を分析することで、ユーザーの第一印象を改善するヒントが得られます。
キーイベント(コンバージョン)
キーイベントとは、Webサイトで達成したい目標のことです。BtoBサイトであれば問い合わせや資料請求、ECサイトであれば購入がキーイベントにあたります。
なお、GA4では2024年3月より「コンバージョン」から「キーイベント」に名称が変更されました。これは、GA4とGoogle広告でコンバージョンの計測方法が異なることによる混乱を避けるための措置です。
キーイベント率(コンバージョン率/CVR)
キーイベント率とは、サイトを訪問したユーザーのうち、キーイベントに至った割合のことです。GA4では以下の2種類の指標が用意されています。
指標名 | 計算式 |
セッションキーイベント率 | キーイベントが発生したセッション数÷総セッション数×100 |
ユーザーキーイベント率 | キーイベントを発生させたユーザー数÷総ユーザー数×100 |
キーイベント率はサイト改善において最も重要な指標の1つです。キーイベント率を改善することで、同じアクセス数でもより多くの成果を得られます。
関連記事:【プロが指南】Googleアナリティクス(GA4)を使ったアクセス解析の方法とは?
アクセス解析によるサイト改善の手順
アクセス解析でサイトを改善するには、適切な手順を踏むことが重要です。ここでは、6つのステップに分けて解説します。
ステップ1:サイト全体の構造を理解する
まず、自社サイトの全体構造を把握しましょう。どのようなページがあり、どのような階層構造になっているのか、どのページがコンバージョンにつながる重要なページなのかを整理します。
サイトマップを作成し、各ページの役割を明確にすることで、どのページを重点的に分析すべきかが見えてきます。
ステップ2:計測環境が正しく設定されているか確認する
アクセス解析ツールが正しく設定されているかを確認します。計測漏れや二重計測があると、正確なデータが取得できず、誤った判断につながりかねません。
確認項目 | チェックポイント |
トラッキングコード | 全ページに正しく設置されているか |
キーイベント設定 | 目標が正しく設定されているか |
除外設定 | 自社IPや関係者のアクセスが除外されているか |
クロスドメイン | 複数ドメインがある場合、正しく連携されているか |
ステップ3:サイト全体のアクセス数やキーイベント数を把握する
計測環境が整ったら、サイト全体の数値を把握します。PV数、セッション数、UU数、キーイベント数、キーイベント率など、主要な指標を確認しましょう。
月次や週次で数値を把握し、トレンドを確認することも重要です。急激な変化がある場合は、何かしらの原因があるはずです。
ステップ4:ユーザー属性と流入経路を分析する
次に、どのようなユーザーがどこからサイトに訪れているかを分析します。想定しているターゲット層と実際の訪問者にギャップがないかを確認しましょう。
また、流入経路ごとのキーイベント率を比較することで、注力すべきチャネルが見えてきます。
ステップ5:ページ別のデータを分析する
サイト全体の傾向を把握したら、ページ別のデータを分析します。特に以下のページは重点的に確認しましょう。
ランディングページ(流入が多いページ)
コンバージョンに近いページ(フォーム、カートなど)
直帰率や離脱率が高いページ
各ページのデータを確認し、課題があるページを特定します。
ステップ6:KGIとKPIを設定する
分析結果をもとに、改善の目標を設定します。最終的に達成したい目標(KGI:Key Goal Indicator)と、その達成に向けた中間目標(KPI:Key Performance Indicator)を設定しましょう。
KGIとKPIを設定することで、改善施策の効果を定量的に評価でき、PDCAサイクルを回しやすくなります。
たとえば、KGIを「月間キーイベント数50件」とした場合、KPIは「オーガニック流入数を20%増加」「フォームの完了率を15%改善」といった形で設定します。
関連記事:Webサイトの導線設計6ステップ|動線分析から改善まで徹底解説
アクセス解析でサイト改善するためのポイント
アクセス解析の結果を効果的にサイト改善につなげるには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
優先順位をつけて改善する
サイト改善には時間とコストがかかります。すべてのページを一度に改善することは現実的ではないため、優先順位をつけて取り組みましょう。
優先順位の付け方として、以下の観点が参考になります。
優先度 | 対象ページ |
高 | アクセス数が多く、直帰率・離脱率が高いページ |
高 | コンバージョンに近いページ(フォーム、カートなど) |
中 | 流入は多いがCVにつながっていないページ |
低 | アクセス数が少ないページ |
インパクトの大きいページから改善することで、効率的に成果を上げられます。
仮説を立てて検証する
データを見るだけでは改善にはつながりません。データから仮説を立て、施策を実行し、効果を検証するというサイクルを回すことが重要です。
たとえば、特定のページの直帰率が高い場合、「ファーストビューで何のページかわかりにくいのではないか」「ユーザーの検索意図とコンテンツがマッチしていないのではないか」といった仮説を立てます。そして、仮説に基づいた改善を行い、効果を検証します。
PDCAを継続的に回す
サイト改善は一度で完了するものではありません。改善→検証→次の改善というPDCAサイクルを継続的に回すことで、徐々にサイトのパフォーマンスが向上します。
重要なのは、改善施策を実施した後に必ず効果測定を行うことです。効果測定を行わなければ、施策が成功したのか失敗したのかがわからず、次の改善に活かせません。
過去データと比較する
アクセス解析のデータは、単体で見るよりも過去データと比較することで意味を持ちます。前月比、前年同月比、施策実施前後の比較など、さまざまな観点で比較しましょう。
ただし、比較する際は条件を揃えることが重要です。営業日数や季節要因、キャンペーン実施の有無など、数値に影響する要素を考慮したうえで比較する必要があります。
ユーザー視点で考察する
データを見る際は、数値だけでなくユーザー視点で考察することが大切です。「なぜこのページで離脱したのか」「なぜこのボタンがクリックされないのか」といった問いに対して、ユーザーの立場に立って考えましょう。
必要に応じて、ヒートマップツールやユーザーテストを活用し、ユーザーの実際の行動を観察することも有効です。
関連記事:ヒートマップ分析で成果を最大化!種類や分析手順、よくある間違いを解説
分析結果をチーム内で共有する
アクセス解析の結果は、Web担当者だけでなく関係者全員で共有しましょう。営業部門、マーケティング部門、経営層など、さまざまな立場の人がデータを見ることで、多角的な視点からの改善アイデアが生まれます。
定期的なレポートの作成や報告会の実施など、情報共有の仕組みを整えておくことをおすすめします。
関連記事:Looker Studioの使い方|データソースの接続やレポート作成の方法を解説
アクセス解析に役立つツール
アクセス解析を行うには、専用のツールが必要です。ここでは、代表的なツールを紹介します。
Google アナリティクス(GA4)
Google アナリティクスは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。世界中で最も利用されているツールであり、豊富な機能を持ちながらも無料で利用できます。
2023年7月1日に標準のユニバーサルアナリティクス(UA)のデータ処理が停止され、現在はGoogle アナリティクス4(GA4)が標準となっています。GA4では、Webサイトとアプリを横断した分析、機械学習による予測分析など、より高度な分析が可能になりました。
主な機能は以下のとおりです。
レポートカテゴリ | 説明 |
リアルタイム | 現在のサイト訪問状況をリアルタイムで確認 |
集客 | 流入経路ごとのデータを分析 |
エンゲージメント | ページビューやイベントを分析 |
収益化 | ECサイトの購入データなどを分析 |
維持率 | ユーザーのリピート状況を分析 |
ユーザー属性 | 年齢、性別、地域などのユーザー情報を分析 |
テクノロジー | デバイス、ブラウザ、OSなどを分析 |
Google サーチコンソール
Google サーチコンソールは、Googleが提供する無料のSEO分析ツールです。Google検索における自社サイトのパフォーマンスを確認できます。
どのような検索キーワードでサイトが表示されているか、クリック率はどうか、検索順位はどの程度かといった情報を把握できます。GA4と連携することで、より詳細な分析が可能になります。
ヒートマップツール
ヒートマップツールは、ユーザーがページ上でどこをクリックしたか、どこまでスクロールしたかを視覚的に確認できるツールです。GA4だけではわからない、ページ内でのユーザー行動を詳細に把握できます。
代表的なツールとしては、User Heat(無料/月間30万PVまで)、Microsoft Clarity(完全無料)、ミエルカヒートマップ(無料プランあり/有料プランは月額10,780円〜)などがあります。
EFOツール
EFO(Entry Form Optimization)ツールは、入力フォームの最適化に特化したツールです。フォームの離脱率を下げ、コンバージョン率を改善するための機能を備えています。
フォーム入力にかかる時間、どの項目で離脱しているか、エラーが発生している箇所などを分析できます。
関連記事:【初心者向け】アクセス解析ツール9選|ツールを使った改善の流れも解説
アクセス解析を行うときの注意点
アクセス解析でサイト改善を進める際は、いくつかの注意点があります。正しい分析と効果的な改善のために、以下のポイントを押さえておきましょう。
URLの統一を行う
同じページが複数のURLでアクセスできる状態だと、データが分散してしまいます。たとえば、「www」の有無、末尾のスラッシュの有無、httpとhttpsの違いなどでURLが異なると、それぞれ別のページとしてカウントされてしまいます。
正確なデータを取得するために、URLの正規化(統一)を行いましょう。
URLパラメータの除外設定
広告やメールマガジンの効果測定のためにURLにパラメータを付与している場合、同じページが複数に分かれて集計されることがあります。GA4では、パラメータを除外する設定が可能です。不要なパラメータは除外設定を行い、データを統合しましょう。
外部要因の影響を考慮する
アクセス数の変動は、必ずしもサイトの問題や改善の成果だけで説明できるわけではありません。季節的な要因、競合の動き、経済状況、社会的なトピックなど、外部要因の影響も考慮する必要があります。
データの変動を見る際は、「なぜこのような変化が起きたのか」を多角的に考えることが大切です。
A/Bテストは同時期に実施する
改善施策の効果を検証する際、A/Bテストを行うことがあります。A/Bテストでは、比較するパターンを同時期に実施することが重要です。
時期をずらしてテストすると、季節要因や外部要因の影響を受けてしまい、正確な比較ができません。同じ期間内にトラフィックを分けて比較しましょう。
データの精度を過信しない
アクセス解析ツールのデータは、100%正確とは限りません。JavaScriptのブロック、広告ブロッカーの利用、Cookieの拒否など、さまざまな理由でデータが取得できないケースがあります。
データの精度には一定の限界があることを理解したうえで、傾向を把握するという姿勢で分析を行いましょう。
アクセス解析によるサイト改善で成果を最大化しよう
アクセス解析によるサイト改善は、データに基づいた施策を実行し、継続的にPDCAを回すことで成果を最大化できます。本記事で解説した手順とポイントを参考に、自社サイトの改善に取り組んでみてください。
ただし、アクセス解析には専門的な知識が必要であり、社内にリソースやノウハウがない場合は外部パートナーへの相談も検討すべきでしょう。
コンマルクでは、GA4の設計・設定からアクセス解析、改善施策の立案・実行まで、一気通貫でサポートしています。数百万PV規模のオウンドメディアを自社運営してきた実績に基づく、実践的なノウハウを提供可能です。
「アクセス解析の仕方がわからない」「データを見ても改善方法がわからない」といった課題をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
関連記事:【目的別】おすすめのWebコンサルティング会社12選|選び方・費用相場も解説
よくある質問
アクセス解析とはどこまでわかりますか?
アクセス解析では、ユーザーの属性(年齢、性別、地域、使用デバイスなど)、流入経路、サイト内での行動(閲覧ページ、滞在時間、遷移経路など)、キーイベント(コンバージョン)に至るまでの行動パターンなどがわかります。ただし、個人を特定する情報は取得できません。
アクセス解析ツールは無料で使えますか?
Google アナリティクス(GA4)やGoogle サーチコンソールは無料で利用できます。基本的なアクセス解析であれば、これらの無料ツールで十分対応可能です。より高度な分析や機能が必要な場合は、有料ツールの導入を検討しましょう。
アクセス解析の結果はどのくらいの頻度で確認すべきですか?
日次で異常値のチェックを行い、週次または月次で詳細な分析を行うのが一般的です。サイトの規模や更新頻度、実施している施策によって適切な頻度は異なりますが、少なくとも月に1回は詳細なレポートを作成することをおすすめします。
アクセス解析でサイト改善の成果が出るまでどのくらいかかりますか?
改善施策の内容によって異なりますが、フォーム改善やCTA改善などの施策であれば、数週間〜1ヶ月程度で効果が確認できることが多いでしょう。SEO対策などの施策は、効果が出るまでに3〜6ヶ月程度かかることもあります。
社内にアクセス解析の専門家がいない場合はどうすればよいですか?
まずはGA4の基本的な使い方を学び、簡単な分析から始めることをおすすめします。より専門的な分析や改善施策の立案が必要な場合は、Webコンサルティング会社やアクセス解析の専門家に相談するとよいでしょう。
- インタビュー記事制作 / 設計
- SEOコンテンツ制作 / 設計
- ホワイトペーパー制作 / 設計
- 動画制作 / 設計
- アクセス解析基盤設計
- アクセス解析・Webコンサルティング
- Web広告・SNS広告
- コンセプト / ペルソナ / CJM設計
- コンテンツマーケティング伴走支援 など
SEOコンテンツディレクター・ストラテジスト。5,000記事以上のコンテンツ制作実績をもち、製造業から美容、テクノロジーまで幅広いジャンルにて集客・リード獲得実績多数。株式会社GIGの運営するLeadGrid Blogにて初代編集長を務める。コンマルクでは、SEOを軸としたコンテンツマーケティング戦略とWebマーケティングの実践知を発信する。