Wantedlyで成果を出す運用方法|フォロワー数7位・採用単価5万円のGIGが解説
採用市場で話題のWantedly。ミスマッチの少ない採用活動を行うために活用するも、なかなか手ごたえを感じられず悩んでいませんか。
「募集記事を丁寧に制作しても、ほとんど見てもらえていない……」
「会社ページやストーリーにどんなことを書けばいいのかわからない」
弊社(GIG)は、Wantedlyのプランのなかでもっとも安価なライトプランを活用しながら、名だたる企業を押さえてフォロワー数ランキング7位を獲得。採用が難しいとされているエンジニア職やディレクター職を中心に、直近1年間で12名の正社員をWantedly経由で迎えました。採用単価はおよそ5万円と、低い水準を保っています。
本記事では、そんなGIGの知見をもとに、Wantedlyの「自律・共感・挑戦」という設計思想を運用に落とし込む考え方を解説。ミスマッチのない採用につながる実践的な手法がわかります。
- Wantedlyの正攻法運用のポイント
- 会社ページの作り込み方
- 募集記事のタイトル設計方法
- ストーリーコンテンツの制作方法
- GIGのWantedly活用事例
Wantedlyの運用戦略については、 コンテンツマーケティング特化型eラーニングサービス「コンマルクアカデミー」でも詳しく解説しています。

株式会社GIG 経営推進室 Branding Director
笠原 章吾(かさはら しょうご)千葉大学工学部卒。リクルート代理店で人材営業と広告クリエイティブを経験したのち、ブランディングを専門とする制作会社で企業ブランディングと採用ブランディングの支援に携わる。関わった企業や案件はのべ1000件以上、全国に展開するアミューズメント企業のリブランディングから町工場の採用ブランディングまで幅広い経験を持つ。
採用広報は、全体の流れを描いてから進めると手戻りが減ります。
コンマルクは戦略設計からコンテンツ制作まで伴走します。
基本思想:Wantedlyの理念に沿って運用しよう
Wantedlyは、20~30代の若手を中心とする450万人以上のユーザーと、4.4万社以上の企業が交流するビジネスSNSです(出典:Wantedlyストーリー、Wantedlyプレスリリース)。
弊社(GIG)が成果を上げられているのは、 Wantedlyの理念から逆算した運用を行っているからです。Wantedlyの理念(ミッション)はどんな内容なのか、見てみましょう。
“究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす”
ウォンテッドリーは、 自律・共感・挑戦のある適材適所を、一時的でも、局所的でもなく、構造的に生み出し続けることによって、あらゆる人がシゴトに没頭し成果を上げ、その結果成長を実感できるような「はたらくすべての人のインフラ」を構築していきます。共感とは、その仕事に意味があると思っている状態。挑戦とは、簡単過ぎず、難し過ぎない最適な挑戦。自律とは、仕事を自己判断で前に進めていきやすくする行動規範や判断基準、方針の整備によって実現します。
(出典:ウォンテッドリー株式会社)
以上の理念より、Wantedlyというプラットフォームは「自律、共感、挑戦の3要素が揃ったココロオドルシゴトと出会う場所」を目指していることがわかります。つまり、 自社が用意しているポジションが「自律、共感、挑戦の3要素が揃ったココロオドルシゴトである」ことをユーザーに伝えるのが、成果を出す上でもっとも重要なのです。
Wantedlyを利用する企業が、自律、共感、挑戦の要素が含まれる募集記事やストーリーをつくって発信すれば、その企業のブランドはもちろん、Wantedlyのメディアとしてのブランド向上にもつながります。募集記事を見たユーザーも、企業の「ココロオドルシゴト」と出会い、活躍できるでしょう。
このような好循環を生み出せば、企業・Wantedly・ユーザーの三者でwin-winの関係を築くことができ、さらなるファンを獲得していけるのです。
Wantedlyの特性を理解する
Wantedlyの理念に即した運用を行うために、媒体の特性を深く理解しましょう。理念から見える特徴についても深掘りしていきます。
理念にある「自律」「共感」「挑戦」の考察
Wantedlyの理念にある3要素を実際の運用に落とし込むため、それぞれについて解像度を上げて理解しておきましょう。
| 要素 | 目指す状態 | 具体的なコンテンツ例 |
|---|---|---|
| 「自律」 | 自分で仕事をハンドリングできる実感を得られる | ・責任あるポジションやその候補者として迎えられることを期待できる募集 ・裁量を持つメンバーが試行錯誤している様子がわかる記事 |
| 「共感」 | 仕事や事業に意義を感じられている | ・企業の理念・ミッション・ビジョン・バリューや、文化・事業の意義を伝える記事など |
| 「挑戦」 | 簡単すぎず難しすぎない仕事で、自己成長感を得られる | ・先輩たちの挑戦と失敗、成功のリアルなエピソード、挑戦を後押しする会社の姿勢を伝える記事など |
3つの要素が満たされた募集記事やストーリーは、Wantedly内のシステムで「質が高い」と評価され、ユーザー(求職者)からのエンゲージメントも高い傾向にあります。
ユーザー特性
さらに、Wantedlyのユーザー特性も理解しておきます。
Wantedlyの400万人以上のユーザー(※調査実施時点)のうち、 70%以上を20代・30代が占めています。また、エンジニアの割合が比較的多いものの、セールスやコーポレート(バックオフィス)などの職種で働くユーザーも一定以上います。
また、採用市場全体の傾向として、 やりがいや自己成長、カルチャー、社会的意義などを重視する候補者が増えています。とくにWantedlyは「共感でつなぐビジネスSNS」であり、その傾向は強いと言えるでしょう。
以下のグラフは、Wantedlyが行った「企業のパーパスと採用に関する調査」の結果です。2017年に比べ、入社時にパーパスを重視する人が増加していることがわかります。
以下のグラフは、Wantedlyによる「移住と働き方に関する調査」より抜粋しました。一般的には、給与水準や福利厚生などを重視する求職者が多いと言われている一方、Wantedlyには、 仕事のやりがいや成長、カルチャーマッチ、社会的意義などを重視する人が多いことがわかります。
出典:Wantedly
Wantedlyでコンテンツを発信する際は、自律の要素を含むコンテンツで「やりがい」を、共感の要素を含むコンテンツで「カルチャーマッチ」や「社会的意義」を、挑戦を含むコンテンツで「自己成長感」を訴求しましょう。候補者が重視するポイントを押さえれば、志望動機を醸成できます。
成果が出るWantedly運用のポイント
Wantedlyの理念やユーザー特性を踏まえ、実際に成果の出るコンテンツを制作するために重要なポイントは以下の2点です。
- 企業と候補者の「共感の接点」設計が重要
- 理念とズレた運用では成果が出にくい
それぞれについて詳しく解説します。
企業と候補者の「共感の接点」設計が重要
GIGでは、企業と候補者の想いが重なる要素を「共感の接点」と呼び、重要視しています。

「共感の接点」では、自分が大切にしたいことを仕事を通して実現できそうだと、候補者が期待するため、志望動機につながるのです。
企業のミッションやカルチャー、挑戦しているテーマ(事業課題や業界の未来など)、働く人、役割などに、「共感の接点」の種は潜んでいます。
製造業向けSaaSを提供する企業のケースを例にとり、「共感の接点」を見てみます。
| 企業が伝えたい魅力 | 共感の接点 | 候補者が大切にしたいこと |
|---|---|---|
| 製造業界が抱える課題を解消し、日本のものづくりに誇りを取り戻す | ここでならやりたいことに挑戦しつつ、自分の価値も発揮できそう | 自分のスキルを活かしながらものづくり産業に挑戦したい |
| 業界未経験でも活躍している先輩は皆、ものづくりへの熱い想いを持っている | 自分と同じような人が活躍しているんだ!刺激を与え合える関係をつくれそう | ものづくりへの挑戦を後押しする、業界未経験でも大丈夫な会社がいい |
このように「共感の接点」は一つではなく、候補者の選考フェーズによっても変化します。複数の共感の接点を設計すると、募集記事を作成しやすくなります。 候補者が大切にしていることに、どのような自社の魅力で応えられるか?という視点で共感の接点を探りましょう。
Wantedlyで募集を見る候補者は、募集記事やストーリーなどのコンテンツを回遊しながら情報をつなぎ合わせ、「共感の接点」を探ります。コンテンツごとに整合性が担保されていることをよく確認しましょう。
理念とズレた運用では成果が出にくい
Wantedlyの運用ノウハウについて調べるとさまざまなテクニックを目にしますが、Wantedlyの理念とズレた運用を行うと成果が出にくくなるため、注意が必要です。
たとえば、以下の運用は誤りです。
- AIを使って募集記事を大量生産
- “釣りタイトル”をつけるなど、内容とタイトルに乖離がある募集記事
- 誇張された魅力や過度な装飾をしたコンテンツ
このような運用を行うと、自律・共感・挑戦を重視して「ココロオドルシゴト」と出会えるというWantedlyの理念を損ね、メディアのUXを落とす結果になります。誤った運用によって一時的な効果が出たとしても、以下の理由でシステムと読者から評価されず、長続きしません。
- 読者は鋭く違和感を感知する
- 実態とズレた情報は応募後のミスマッチを生む
- プラットフォーム側のアルゴリズムの変更で評価が落ちやすい
Wantedlyの理念に沿わない運用は、長期的に見るとコストパフォーマンスの悪い戦い方です。理念に沿った運用を重視してこそ、Wantedlyで成果を出せます。
成果が出るWantedly運用
Wantedlyの理念に沿った正攻法の運用は、以下の5ステップで進めることが理想です。
- 会社と仕事の魅力を明確化する
- ターゲットを設定する
- 会社ページを作る
- 募集記事とストーリーを作る
- 情報をアップデートする
各ステップのポイントについて解説します。
1. 会社と仕事の魅力を明確化する
Wantedly運用に先立って、会社と仕事の魅力を明確にし、言語化しましょう。
会社の魅力を理解できていないと、他社と上手く差別化できません。
以下のポイントに沿って、改めて会社や仕事の魅力を客観的な言葉で表現してみてください。
| 会社の魅力 | ・ミッション ・挑戦しているテーマ ・社内の価値観 ・社会に与える影響 ・先輩たちが実現している働き方 など |
| 仕事の魅力 | ・業務内容 ・上司や同僚の人間性 ・チームの特徴 ・組織の中での役割 ・求める成果 ・期待値 ・1年後の姿 など |
2. ターゲットを設定する
続いて、採用ターゲットを設定します。
採用ターゲットを定義できていないと、どんな魅力がターゲットに刺さるのかを定めにくくなります。社内でも人によって判断基準がぶれ、合意形成が難しくなることも。採用ターゲットを定義しておけば、後の業務が進めやすくなります。
以下の流れで、採用ターゲットの設定を進めましょう。
- 人材要件を整理する
- ペルソナを設定する
人材要件を設定する
人材要件は、経験や資格、スキルなどの スペックに加え、性格や考え方、嗜好性などの タイプの2軸で整理します。それぞれ、必要な要件(マスト)か歓迎する要件(ウォント)かも見定め、優先順位をつけると良いでしょう。
人材要件の参考例も添えておきます。



まず、名前や学歴、現在に至るまでの人格を形成した出来事をまとめたストーリーを整理します。その後、能力や性格もまとめましょう。さらにペインとゲインまで整理できると、その不満・不安を解消するために、またその希望を叶えるために、自社のどんな魅力を訴求すべきなのかを考えやすくなります。
3. 会社ページを作る
ここまでの整理を踏まえて、Wantedlyの会社ページを作ります。Wantedlyの特徴を最大限活かすため、入力できる項目は原則すべて埋めましょう。
とくに、ミッション・ビジョン・バリューは端的にわかりやすい言葉で説明することが重要です。自社の価値観も、できるだけ明瞭で共感されやすい言葉で伝えましょう。
4. 募集記事とストーリーを作る
会社ページを整えたら、募集記事やストーリーを用意します。
設定したターゲット・ペルソナに対して、もっとも伝えたい自社の魅力は何かを念頭に置いて記事を作ることが重要です。棚卸しした自社の魅力と、設定したターゲットの求めるものが合致した要素を「共感の接点」と想定して、コンテンツを作成しましょう。
たとえば、「パパ・ママになっても働き続けられる環境を探している人」がターゲットなら、子育て中の社員のインタビュー記事を掲載すると効果的だと考えられます。ライフイベントを経た後も理想のキャリアを描ける点を具体的に伝えられれば、ターゲットを動かすことができるでしょう。
5. 情報をアップデートする
Wantedlyにコンテンツを掲載した後も、情報をアップデートし続けることが重要です。
記事などのコンテンツを随時アップデートし続ければ、積極的に採用している姿勢を示せます。定期的な情報の更新は、閲覧者の応募促進に寄与するでしょう。
また、定期的にタイトルの最適化を行い、どんなタイトルが候補者に響くかを研究するのが効果的です。訴求ポイントを変えたり、さまざまな言い回しを試したりして、ターゲットの興味喚起にもっとも効果的なタイトルを探し続けましょう。
| Wantedly上で用意するページ | |
|---|---|
| 採用担当者が主導し用意するもの | ・会社ページ ・募集記事 ・ストーリー |
| 社内に協力を依頼し用意するもの | ・メンバー登録 ・応援ボタン |
Wantedly会社ページの作り方
ここからは、Wantedlyの会社ページや募集記事、ストーリーなどを効果的に作り込むポイントを具体的に解説します。まずは会社ページから。
前提|会社トップページが重要な理由
Wantedlyにおいて会社ページが重要な理由は、大きく3つあります。
- 会社ページは企業理解のハブになるから
- Wantedlyユーザーは条件ではなく「意味」「文化」「人」を重視するから
- 候補者は募集記事を読んだ後、会社ページに移動して「裏取り」を行うから
ユーザーが企業を理解する上で、会社ページが情報のハブになります。どんな会社か理解するためのハードデータを常に確認できる状態は、ユーザーの安心感につながります。
続いて、Wantedlyのユーザー特性による理由もあります。Wantedlyのユーザーは給与や福利厚生などの条件より、事業の意義や企業文化、働いている人に共感できるかを判断軸にしている人が多い特徴があります。カルチャーマッチに必要な情報を会社ページにまとめることで、信頼度が高まり、ユーザーのエンゲージメントに寄与するのです。
さらに、候補者が会社ページで情報の裏取りを行う際に、情報量が期待を下回らないことが重要です。他の企業などに比べて情報の充実度が低いと、「知りたい情報を得られなかった」と思われるおそれがあります。募集記事やストーリーを見た求職者が、自社に対して描いた仮説を、会社ページで検証できる状態が理想です。
トップ画像とビジュアルで「らしさ」を訴求する
会社ページでは、トップ画像やコンテンツ内のビジュアルで「自社らしさ」を訴求しましょう。
視覚情報で抱くイメージは、文字情報よりも大きく強固なため、ビジュアルでシビアに判断されると考ええるべきです。そのため、フリー素材の写真やAI生成画像の使用は避けるのが無難です。
クオリティを担保するため、スマートフォンで撮影した写真や無加工の写真もできれば避けたいところ。明るさが不十分だったりブレたりしている写真は、加工・補正によって見栄えを良くして使います。とはいえ、最近のスマートフォンのカメラは高性能なため、写真そのもののクオリティが十分であれば使用しても問題ありません。
GIGの会社ページのトップ画像や写真は以下のとおりです。求められるクオリティとして参考にしてください。


ミッション/価値観で共感軸を明示する
「ミッション」「価値観」のパートでは、ターゲットの共感につながる自社の強みを明示します。
自社の理念や事業、文化を棚卸しし、できるだけ詳細かつわかりやすく記載しましょう。なぜそのミッションを掲げているのか、具体的にどんな事業が紐付けられているのかも合わせて訴求するのがポイントです。
会社を認知したばかりの段階では、会社に対する理解度は低くて当然です。その時点で抽象的なミッションを伝えられても、印象にはなかなか残りません。そこで、ミッションと事業が紐付けられていることを伝える簡潔な説明文が役立ちます。
GIGのWantedlyには、以下のように掲載しています。参考にしてください。
弊社はミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を作る支援も行っています。ぜひお声がけください。
「私たちについて」のページで事業や背景を伝える
「私たちについて」のページでは、会社の事業や組織にかかわる自社の背景について、「なにをやっているのか」(WHAT)、「なぜやるのか」(WHY)、「どうやっているのか」(HOW)の形式で伝えられます。
「なにをやっているのか」では、事業の背景をわかりやすく端的に。「なぜやるのか」では、事業にかけた想いについて語ります。顧客や社会に対してどのような価値を提供したいのかを記載しましょう。
「どうやっているのか」では、WHAT・WHYの実現のため活躍している社員にどんな環境を提供しているのかを伝えます。具体的な組織構成や福利厚生などの制度を、できるだけ詳細に伝えると効果的です。
多くのメンバーに参加してもらう
Wantedlyで採用成果を上げるには、社内のメンバーの協力が必要不可欠。Wantedlyには、できるだけ多くのメンバーに参加してもらいましょう。
どんな人と一緒に働くかは、候補者にとって最大の関心ごとです。働いている人の顔が見えると、人は安心感を覚えます。
また、Wantedlyは「応援」機能の効果が高い媒体です。採用担当者だけでなく現場のメンバーにもできるだけ登録してもらい、募集記事を更新するたびに応援ボタンを押してもらうと良いでしょう。
GIGでも多くのメンバーがWantedlyに参加し、日々募集記事の応援を行っています。
ポートフォリオで実績を可視化する
最後に充実させたいのが、会社の実績を訴求できる「ポートフォリオ」ページです。
自慢の商品やサービス、取り組みなどをビジュアル付きで見せられるので、ユーザーの企業理解を促進し、採用競合との差別化を図れます。
GIGでは以下のように自社サービスを訴求しています。
自社のサービスがない場合でも、関わったプロジェクトや用意している仕事道具・環境など、会社の自慢を自由に掲載すると良いでしょう。自社サービスだけを掲載するという制限はありません。ポートフォリオを魅力的に見せるには、写真のクオリティが重要です。できるだけ高品質な写真を用意し、訴求しましょう。
Wantedly「募集」ページの作り方
会社ページが整ったら、本丸である「募集」ページを作っていきます。
求職者がWantedlyで仕事を探す際には、職種や希望条件を設定して検索します。すると条件に合致した募集記事が検索結果として並ぶため、この中でいかに興味を引けるかが勝負。
募集記事はいわば、企業と求職者との「最初のタッチポイント」なのです。
募集のタイトルで成果が決まる
競合の募集と並んだ時に、一瞬で興味を引けるかどうかを決めるのが募集記事のタイトルです。
Wantedlyでは、待遇ではなく、事業の独自性、理念や文化への共感度の高さが応募に直結します。Wantedlyでは規約上、募集記事上に給与条件を表示することが禁止されており、検索結果一覧にも給与や報酬などは当然表示されないのです。
つまり、給与などの条件面で興味・関心を引くことはできないため、求職者が「ココロオドル」ような「シゴト」の魅力を、タイトルに凝縮させる必要があります。
タイトルの訴求力が弱いと募集記事をクリックしてもらえず、記事の内容を見てもらえないため、本文にいくら力を入れても評価されません。記事の内容が高品質でも、内容を読まれなければ意味がないでしょう。
タイトルのトレンドを読み解くのが重要
求人タイトルにはトレンドがあります。トレンドを読み解いたキーワードをタイトルに盛り込むのも重要です。
時期によって、候補者が反応しやすいキーワードがあります。たとえば、
- 「0→1」
- 「事業づくり」
- 「スケール」
- 「プロダクト開発、推進」
- 「グロース」
- 「戦略、未経験者歓迎」
など。これらの例の中には、一時期流行したものの、時間が経つとまったく求職者が反応しなくなったキーワードも含まれます。
最近のトレンドは、挑戦できる環境があることを示す表現へとシフトしています。人気のある募集記事のタイトルを観察すると候補者のニーズが見えてくるので、参考にしながらタイトルを検討しましょう。
GIGはどうタイトルを考えているか
GIGでは、日常的にタイトルのトレンドを調査しています。また、「過剰な釣り表現」は短命であり、Wantedlyの理念にも沿わないことがこれまでの経験からわかっているため、使用しません。
さらにGIGでは、同じ職種の募集記事であっても5つ以上のタイトルを常に用意。どれが伸びるかを決めつけず、週次程度でタイトルを差し替えては反応を計測し、より効果の高い訴求点を探り続けています。

タイトルごとの成果を計測してスプレッドシートにまとめ、どのタイトルがどのくらい反響を集めたのか分析しながら、次のタイトル案を検討。このように、PDCAを回しながら最適なタイトルを探っているのです。

一つの職種に複数の記事を用意する
一つの職種であっても、複数の募集記事を用意するのがおすすめです。
募集記事は、ターゲットのペイン・ゲインと自社の魅力との「共感の接点」を、具体的に訴求する役割を担っています。「共感の接点」は一つではないため、一つの職種でも打ち出す「共感の接点」を変えた記事を複数用意するのが有効なのです。
複数の訴求軸を提示することで、候補者自身も気づいていない「共感の接点」を発見してもらう意図もあります。
また、更新頻度を増やし、活発に採用活動をしていることをアピールできる点も重要なメリットと言えます。
「こんなことやります」パートにこだわる
実際に募集記事を制作するにあたり、もっともこだわるべきは「こんなことやります」パートです。以下の点に注意しながら、募集するポジションの魅力を詰め込みましょう。
- 業務範囲が明確か
- 自分なりの判断・工夫ができる余地はあるか
- 成果の定義があいまいになっていないか
- 挑戦したくなる適切なハードルが提示されているか
- チームの環境に候補者の背中を押すような魅力があるか
上記はどれも、Wantedlyの理念にある「自律」「共感」「挑戦」を感じられる内容に近づけるためのポイントです。
成果が出にくい募集記事の特徴
成果につながらない、間違った募集に共通する特徴は以下のとおりです。
- 業務の羅列だけで「自律」が伝わらない
- ミッション不在で「共感」が生まれない
- 難易度の不明瞭な業務内容で「挑戦」が伝わらない
- 誇張表現/釣りタイトルを含んでいる
誇張表現や釣りタイトルによって一時的な反応の伸びがあったとしても、短期的なものであり長くは続きません。Wantedlyの理念に沿った正攻法で募集記事を作りましょう。
Wantedly「ストーリー」の効果と作り方
Wantedlyに掲載できるコンテンツとして「ストーリー」もぜひ活用したいところです。ここでは、ストーリーの効果と作り方を解説します。
ストーリーを入れることで“リアル”が伝わる
Wantedlyのストーリーに組織と人の想いが伝わるエピソードを掲載することで、会社の“リアル”が伝わります。
求職者に共感・安心感を与えられるうえ、求職者がカルチャーを理解して応募してくれるので、ミスマッチの防止も期待できるでしょう。
また、ストーリーまで作り込むことで、募集記事→会社ページ→ストーリーへの回遊が生まれます。Wantedly公式も、各ページが補完し合うことで「シゴトに没頭できる職場像」が伝わると訴求しているため、積極的に取り組んでください。
ストーリーの種類
ストーリーに掲載できるコンテンツには、いくつかの種類があります。
| ストーリーの種類 | 内容・特徴 |
|---|---|
| 社員インタビュー | さまざまなキャラクターに登場してもらうことで、活躍人材像が可視化され、共感される可能性が広がる |
| プロジェクトストーリー | 具体的なプロジェクト例を通じて仕事を追体験してもらう |
| 組織・事業 | 特徴的なサービスや商品、それにかける想いなどを訴え、事業の差別化と共感を狙う |
| 座談会 | 話者をメンバーにすることで、よりリアルな意見を候補者に伝えて共感してもらう |
ストーリーの作り方
ストーリーの作り方として、もっとも一般的な社員インタビューの例を紹介します。
社員インタビューでは、本来抽象的で伝わりにくい組織や仕事の魅力について、「実際にそれを感じられた瞬間は?」と問いかけることから始めます。出てきたエピソードをより掘り下げながら、ストーリーを作っていきましょう。
ストーリーの言語化は難易度が高く、技術が必要な作業でもあります。社内での社員インタビュー制作が難しい場合は、プロに依頼することも可能です。制作難易度や工数の観点で専門のサービスを頼りたい場合は、ぜひGIGにご相談ください。
社員インタビューのノウハウについて詳しく知りたい人は、以下の関連記事も参考になります。
▶関連記事:石川さん>こちらの記事が公開されたら関連リンクをお願いします
まとめ|ココロオドルシゴトを伝えて共感を作ろう
Wantedlyは、“究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす”理念を実現するために作られたビジネスSNSです。
「ココロオドルシゴト」を伝えて共感を作っていくため、重要なポイントをおさらいしましょう。
- 会社ページ、募集記事、ストーリーを通じて、「共感の接点」を提供しよう
- 試行錯誤を繰り返しながらより多くの人に適材適所の機会を作ろう
- 自社、候補者、Wantedlyの三者でwin-winの関係を築いていこう
Wantedlyの理念に基づいた運用の即効性は決して高くありません。しかし、候補者が自社のことを理解してエントリーしてくれ、自社に深く共感した状態で面接に臨んでくれるようになれば、結果的にミスマッチを防ぎ、採用活動の工数は下がっていきます。
選ばれ続ける会社を目指して、Wantedlyの理念に基づいた運用を始めてみてください!
採用インタビュー記事の外注 / 伴走 / 内製化支援は「コンマルク」にお任せください
Wantedlyを活用して採用効果を得るには、自社の強みや採用ターゲットを整理し、会社ページや募集記事、ストーリーなどを作り込む必要があります。
募集記事やストーリーを継続的に更新する場合、企画から制作、効果測定まで相応の工数がかかります。自社ですべて担うのは難しいと考えている人もいるのではないでしょうか。
コンテンツマーケティングの総合パートナーの「コンマルク」は、年間4,000件以上のリード獲得実績を持つ専門家集団であるGIGのマーケティングチームが、Wantedlyの募集記事をはじめ、貴社の採用広報に必要なコンテンツの制作を一手に引き受けます。外注から伴走、内製化支援まで、ぜひお気軽にご相談ください。
- 採用ブログ・オウンドメディア運用代行
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- 採用動画制作
- 採用サイト・コンテンツ制作
リクルート代理店で人材営業と広告クリエイティブを経験したのち ブランディングを専門とする制作会社で企業ブランディングと採用ブランディングの支援に携わる。 関わった企業や案件はのべ1000件以上、全国に展開するアミューズメント企業のリブランディングから町工場の採用ブランディングまで幅広い経験を持つ。






